2015年10月5日 茅野市諏訪郡歯科医師会会館にて「CAD/CAM冠セミナー」が開催されました。
CAD/CAM冠とは、先進医療の一つでハイブリッドレジンブロックを削り出して製作するものです。
2014年4月より「CAD/CAM冠」として保険適用になりました。
既存の診療では硬質レジンジャケット冠がありましたが割れやすい欠点があり、今回のCAD/CAM冠では強度が上がり破折しにくい性状を持たせてあり、金属冠より審美性に優れているのが特徴です。保健適用は小臼歯(犬歯の後ろの2本の歯)になります。
今回のセミナーでは、発売されているCAD/CAM冠用レジンブロックでも会社により性状の違い、切削の際の注意点、使われるセメント(接着性レジンセメント)の扱いかたなど説明していただきました。届出の必要な治療法であることから全ての歯科医院で行われているわけではありませんが、保健適用の白い奥歯が導入されたことで患者さんのニーズに近づけた治療法といえます。
セミナー後も若い先生をはじめ活発な質疑応答が行われていました。